「山の日」大会、誘致へ 県「自然遺産発信の機会に」


社会
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多種多様な動植物をはぐくむやんばるの森=国頭村安波

 8月11日の「山の日」に合わせて開かれる「山の日」全国大会の2023年度第7回開催地に、沖縄県が立候補することが13日までに分かった。県は4月中に開催団体の全国山の日協議会(全山協、梶正彦理事長)に申請、全山協は早ければ5月中旬にも開催地を決定する予定。県は5千人程度の来場を見込む。大会誘致を世界自然遺産登録地やんばる・西表島をはじめとした沖縄の豊かな自然を広く知ってもらう機会にしたいとしている。

 「山の日」は16年に新設された国民の祝日。山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを趣旨としている。全山協の開催地決定後、県は7月には国頭、大宜味、東の3村、竹富町、環境省などと実行委員会を設立。玉城デニー知事が会長を務める。

 (安里周悟)