高2生徒指導死でアンケート、生徒36人が回答 沖縄県第三者委


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 部活動の顧問から執拗(しつよう)な叱責(しっせき)を受け、2021年1月にコザ高校2年(当時)の運動部男子生徒が自ら命を絶った問題で、県は13日、第三者再調査委員会(委員長・古堅豊弁護士)の第4回会議を那覇市の県自治研修所で開いた。会議は非公開。男子生徒の指導に関わっていた部活動の外部指導者2人の聞き取りをした。またコザ高の生徒に対するアンケート調査の集計結果を委員に報告した。

 アンケートは3月に実施。生徒が亡くなった前後で見聞きしたことや、部活動顧問だった元教諭との関係で聞いたこと、学校の対応などを質問した。

 生徒396人に配布し、36人が回答した。うち3人は、直接の聞き取りにも応じたという。
 今後の調整次第で変更の可能性はあるが、聞き取り調査は、生徒や教員ら約70人を予定している。
 (吉田早希)