琉球新報社 
玉城デニー知事は14日夕、山際大志郎経済再生担当相とオンラインで会談し、県内の新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向を続けていることなどについて、対応を協議した＝写真。玉城知事によると、山際氏はワクチン接種率の増加を県側に求めたほか、今月28日が期限となっている無料PCR検査の期間延長について「検討していく」と述べ前向きな姿勢を示した。
玉城知事は会談で（1）沖縄に出発する際、事前の健康観察と感染防止対策の徹底。出発地での検査受検を国も周知する（2）4月末までの無料PCR検査の延長（3）大規模なワクチン接種を商業施設等で実施する際の支援―などを求めた。会談冒頭で玉城知事は「再びまん延防止等重点措置が適用される状況にならないよう、全庁あげて感染拡大防止に取り組みたい」と述べ、国の支援を求めた。
玉城知事によると、会談で山際氏は、岸田文雄首相から「できればゴールデンウイーク前までに県としても頑張っていただい」などとの指示を受けたと明らかにした。
（池田哲平）
