森山さん「人に優しいまちづくりへ」 沖縄市長選一騎打ち、支持者ら出発式で勝利誓う


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 【沖縄】17日に告示された沖縄市長選は、市政刷新を目指す新人の森山政和さん(73)と市政継続を訴える現職の桑江朝千夫さん(66)が立候補し、一騎打ちの構図となった。17日の出発式・出陣式で両候補は、多くの支持者の声援を受けてマイクを握りしめ、勝利を誓った。貧困対策や中心市街地の活性化など、さまざまな政策を訴える選挙戦が幕を開けた。(’22沖縄市長選取材班)

ガンバロー三唱で気勢を上げる森山政和さんの支援者ら=17日、沖縄市のコザ十字路(小川昌宏撮影)

 森山政和さん陣営の出発式は午前9時から、コザ十字路で開かれた。支持者はイメージカラーの緑の鉢巻きを巻いて集まった。妻の邦子さんからたすきをかけてもらった森山さんは表情を引き締め、集まった人たちに支持獲得への協力を呼び掛けた。

 登壇した玉城デニー知事が「森山さんを先頭に、新しい沖縄市のまちづくりに一緒に取り組もう」と市政刷新を呼び掛けると、支持者が太鼓と拍手で声援を送った。

 森山さんは「誰ひとり取り残さない、人に優しいまちづくりのために立候補を決意した」と力説し、沿道の人とグータッチを交わした。毎日10キロのジョギングを続けてきた体力自慢の森山さん。ガンバロー三唱の後は選挙カーに乗り込まず、知花方面へ走りながら有権者に支持を訴えた。