沖縄市長選が告示 候補者が第一声で語ったことは? 桑江氏「貧困連鎖絶つ仕組み構築」


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ガンバロー三唱で気勢を上げる桑江朝千夫候補(中央)=17日、沖縄市の胡屋十字路

 17日告示された沖縄市長選は、無所属新人で前市議の森山政和氏(73)=共産、立民、社民、社大、にぬふぁぶし推薦=と、無所属現職の桑江朝千夫氏(66)=自民、公明推薦=の2人が立候補し、一騎打ちが確定した。届け出後、両氏は支持者を前に第一声を発し、選挙戦に突入した。24日の投開票に向け、経済振興や貧困対策などを争点に選挙戦を繰り広げる。出発式・出陣式では、応援弁士の演説も熱が入った。(’22沖縄市長選取材班)

<第一声>桑江朝千夫氏 貧困連鎖断つ仕組み構築

 経済発展や子どもの貧困問題にどう対処するか、公約を市民に訴えていく。支持獲得に向けて、むちを打って頑張る。昨年3月に沖縄アリーナが完成した。まだその力を100%生かし切っていないが、コロナ禍でも市には経済効果が現れている。市民や商店街の方々が、肌身で感じるくらいの経済成長と、にぎわいを取り戻す。

 バスタ構想(ターミナル整備)で中心市街地の商店街をリニューアルし、地域を一変させる。これまでの50年の商店街から、これからの50年の商店街にする。

 貧困の連鎖を断ち切る仕組みをつくる。就労支援をし、安定した職につなげる仕組みを行政と地域、企業でつくる。経済を成長させ、貧困対策に取り組むことを約束し、みなさんに審判を仰ぐ。私についてきて、私を押し上げてほしい。

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 桑江 朝千夫氏(くわえ・さちお) 1956年1月生まれ。沖縄市住吉出身。日本大卒。市議3期、県議2期を経て、2014年4月の市長選で初当選した。現在2期目。


<桑江陣営応援弁士>

自信を持ち闘い抜く

 西銘恒三郎沖縄担当相 桑江市長は素晴らしい政策を掲げ、予算を確保し一つ一つ実行していく。バスターミナルの構想も、絶対後に引かず政策を実現していく、力のある市長だ。自信を持って、最後まで闘い抜いていこう。

公約達成に高い実績

 小渕優子自民党組織運動本部長 桑江市長の公約達成率は90%を超える。沖縄アリーナも桑江市長だから達成できた。沖縄市を成長へと結びつけるか、停滞してしまうかが懸かった選挙だ。桑江市長を3期目へと押し上げてほしい。

女性向け政策も推進

 島尻安伊子衆院議員 那覇市に次ぐ、第2の都市の沖縄市の発展こそが、私たちが描く沖縄県づくりに通じる。桑江市長は全国に先駆けて若年妊産婦の居場所をつくった。女性にも優しい政策を進めるのが桑江市長だ。みんなで勝とう。