沖縄・東京会場に2600人 復帰50周年記念式典


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 県は18日、5月15日に沖縄と東京で開催する沖縄復帰50周年記念式典について検討する第1回推進本部(本部長・玉城デニー知事)を県庁で開き、式典の実施形式を決定した。式典は県と国の共催で、5月15日午後2時から開催。沖縄・東京の2会場で計2600人を招待する。岸田文雄首相は沖縄会場、天皇皇后両陛下はオンラインで出席予定。式典では天皇陛下からの発言も想定されている。一般県民は参加できないが、式典の様子はインターネットで中継する。新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえ、5月の大型連休前までに計画通りに開催するか最終判断する。規模縮小の可能性もある。

 沖縄と東京の2会場はオンラインで結ばれる。宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟に1400人、東京都のグランドプリンスホテル新高輪国際館パミールに1200人を招待する。沖縄会場には県市町村関係者や各団体関係者、美ら島沖縄大使らを招待する。東京会場には県人会関係者や司法、立法の「三権の長」のほか、歴代の沖縄担当相や駐日米国大使、国会議員らを招待する。15日の推進本部では、式典に全庁体制で臨み、各部局から職員を動員することを決定した。今後、式次第などを決定する。
 (梅田正覚)