プロペラ機が滑走路外れる 第一航空が訓練中 沖縄・多良間空港


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
訓練中に滑走路を逸脱した第一航空のプロペラ機=18日午後7時すぎ、多良間村仲筋の多良間空港(清村めぐみ通信員撮影)

 【多良間】18日午後3時25分ごろ、沖縄県多良間村仲筋の多良間空港で第一航空(大阪)のプロペラ機が滑走路から外れる事故があった。県によると、当該機は着陸してすぐに離陸する「タッチ・アンド・ゴー」訓練中だった。けが人はなく、機体損傷や空港施設への被害もない。事故の影響で多良間―宮古島線1便(RAC)の着陸に40分の遅れが出た。

 県によると、当該機は30日から第一航空社が就航開始を予定する石垣―多良間、石垣―波照間線に使用する機材。パイロット2人と第一航空社の社員2人の計4人が搭乗し、訓練をしていた。

 着陸する際に何らかの原因で滑走路を西側に逸脱し、草地帯で停止した。エンジンを停止させ、パイロットが機体に異常がないことを確認後、自走してエプロンまで戻した。18日は多良間空港に駐機している。

 第一航空は2015年8月に粟国空港で、滑走路をオーバーランしたプロペラ機が空港フェンスに激突する事故を起こしている。
 (佐野真慈)