キングス初観戦に大興奮! コザ商店街の店主らが応援団に コラボ企画で連携も


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 【沖縄】商店街を挙げて琉球ゴールデンキングスを応援するコザ商店街連合会(仲程誠会長)の商店主ら約30人が6日、沖縄アリーナで開催された三遠ネオフェニックスとのホーム戦を観戦した。商店街としての観戦は初めての取り組み。会場の熱気に包まれ、キングスの選手たちの躍動に拍手を送り続けた。

ほとんどが初観戦で拍手を送り続けた商店街応援団=6日、沖縄アリーナ

 「沖縄をもっと元気に!」を合言葉に、沖縄市をホームタウンにしているキングスと同連合会は市の活性化で連携する。コラボ企画でキングスのロゴ入りの浴衣を発売したばかり。

 連合会ではこれまで、ホーム戦がある日には商店主や従業員がキングス側から提供されユニホームを着て接客し、勝利を願いエールを届けていた。しかし“生観戦”の経験はほとんどなかった。会場に足を運ぶことで大いに盛り上がると考えて、初めて応援団を組んだ。

 娘夫婦、孫の4人と初観戦した新里千代子さん(81)=市中央=は「大きなアリーナを見たかった。選手もちびらーさん(素晴らしかった)。見事(みぐとぅ)やたん」と存分に楽しんだ表情で話していた。

 連合会の親川雅矢事務局長=おやかわ呉服店3代目=は「8割ほどが試合を見るのは初めて。会場アナウンスで商店街から応援に来ていると紹介され、スポットライトも浴びた。会場の熱気に興奮状態だった」と振り返った。

 市出身の並里成選手は小中校の同級生で、応援に力がこもった。「『商店街をもっと元気に』はキングスの合言葉に通ずる。試合に勝利しリーグ最速でCS(チャンピオンシップ)進出が決定するなど特別な記念日にもなった。今後、観戦チケットを活用した商戦企画も考えていきたい」と意気込みを見せた。

(岸本健通信員)