普天間飛行場の返還期日確定、官房長官「大変厳しい」 宜野湾市長の要請に返答


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米軍普天間飛行場(資料写真)

 【東京】松川正則宜野湾市長は19日、首相官邸で岸田文雄首相や松野博一官房長官らと面談し、米軍普天間飛行場の早期閉鎖・返還など5項目を要請した。松川市長によると、普天間の返還期日の確定を求めたことに対し、松野氏からは辺野古の進ちょくを踏まえ期日の確定は「大変厳しい」との返答があったという。

 普天間飛行場周辺から高濃度の有機フッ素化合物の一種PFOSなどが検出され、立ち入り調査を求めたのに対し松野氏は「改めてしっかり取り組む」と答えたという。

 同様の5項目の要請を受けた岸田氏は「官房長官と調整する」と答えたという。

(斎藤学)