伊禮俊一が10年ぶりアルバム 「南国ビート」 包容力のある沖縄を表現


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アルバム「南国ビート」をリリースした伊禮俊一=13日、那覇市泉崎の琉球新報社(喜瀬守昭撮影)

 伊是名島出身の歌手、伊禮俊一が10年ぶりのアルバム「南国ビート」(沖縄レコード商事)を20日、リリースする。2007年に「夏鮮想歌(かっせんそうか)」でインディーズデビューをしてから15年の節目に、伊禮の「人を癒やしたい」という思いが詰まった1枚が完成した。2千円(税込み)。

 表題曲の「南国ビート」は、カリビアンミュージック調のメロディに乗せて、「愛に満たされた潮風」や「つらいときはここにおいで」など、包容力のある沖縄の魅力を表現する。

 伊禮の祖父が亡くなった際にあふれ出した感情を曲にした「プレシャスデイズ」は、同じ境遇にある人の心に静かに寄り添う。

 ほかに、再録した「夏鮮想歌」と「ハイサイ沖縄ぬちゅらかーぎー」、「先生」、カバー曲「安里屋ユンタ」「月ぬ美しゃ」「ハナミズキ」を収録。

 発売に合わせたインストアライブが23日午後1時から浦添市のHMV&BOOKS OKINAWA、24日午後1時から那覇市のタワーレコード那覇店である。また、レコ発ライブが7月16日午後7時から、那覇市の桜坂セントラルである。チケットは3500円(当日500円増し、ワンドリンクオーダー要)、5月1日発売開始。問い合わせはPMエージェンシー(電話)098(898)1331。

「南国ビート」のジャケット

(藤村謙吾)