SDGs推進へ「パスポート活動」 沖縄県ユネスコ協、経済界と連携


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SDGsパスポートの広がりに期待を寄せる県ユネスコ協会の添石幸伸会長(中央)と沖縄ツーリストの東良和会長(右から2番目)=21日、那覇市の琉球新報社

 沖縄県ユネスコ協会(添石幸伸会長)や沖縄ツーリスト(東良和会長)など5団体の7人が21日、琉球新報社を訪れ、SDGsパスポート活動を立ち上げることを宣言した。

 同活動は社会活動やボランティア活動に参加してポイントをためると、県ユネスコ協会の認定証が取得できる。県民全体で持続可能な開発目標(SDGs)を推進することが目的。全国に約280ある全国のユネスコ協会で初めて経済界と連携する活動となる。

 添石会長=写真中央=は「ユネスコ(国連教育科学文化機関)には『人の心の中に平和のとりでをつくる』という理念がある。SDGsパスポートを手にすることで築いてほしい」と活動の広まりに期待を寄せた。東会長は「教育界と経済界をつないだ全国の手本となる活動」と先進性をアピールした。

 協賛事業者・団体は、琉球新報社を含め25団体あり、学校や協賛事業者・団体を通して個人や家族に配布される。5月下旬に配布開始予定。問い合わせは県ユネスコ協会(電話)098(866)2746。(金盛文香)