倉敷ダムからまた不発弾…小銃弾と砲弾、金属製の廃棄物も 水質と土壌「異常なし」


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不発弾などが見つかった倉敷ダム=2021年12月(機内より撮影)

 沖縄市とうるま市にまたがる倉敷ダムの湖内から不発弾やドラム缶が発見されていた問題で、沖縄防衛局は22日、2月に不発弾などが見つかった現場周辺から新たに不発弾と金属製廃棄物群が発見されたと発表した。不発弾は自衛隊が既に回収している。県企業局は不発弾などが発見された後、2月14日から取水を停止している。

 防衛局の探査・踏査は県土木建築部からの要請を踏まえたもので、4月7~19日に実施された。新たに発見された不発弾は小銃弾と砲弾だが、数など詳しいことは分かっていない。金属製廃棄物群は数センチ~20センチ大の多数の残骸。

 2月に不発弾などが発見された後、県企業局は2月と4月に水質検査、県土木建築部と防衛局は3月にそれぞれで土壌調査を行っていた。いずれも異常は確認されていない。防衛局は「再調査することは考えていない」としている。

(安里周悟)