軽石でできた窯で焼いたピザ「香ばしくてもっちり」 南城市で手作り体験教室


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ピザの焼き方を教える「マキデピッツァ」オーナーの島袋悠乃さん(右)=南城市大里古堅

 【南城】今年1月、南城市大里古堅のゲストハウスに完成したピザ窯で17日、ピザ作り体験教室「MAKI de pizza(マキデピッツァ)」がオープンした。断熱効果があるとして県内に漂着した軽石や、与那原の瓦工場から集めた廃瓦などを利用しピザ窯が作られた。同日はオープンイベントとしてピザの試食会が行われ、オーナーの島袋悠乃さん(34)が訪れた客に振る舞った。ピザを試食した客は「香ばしくてもっちりしている」と舌鼓を打った。

 ピザの生地は伊江島の在来小麦・江島神力を使用し、具材には地元で取れたバジルやピーマン、タマネギなどを使う。ソースに島とうがらしが使われるなど、県産にこだわる。まきは防腐剤が入っていない廃材を使用した。

 久高島から訪れた男性は「島に漂着した軽石で何か利用できないかと思っていたところ、軽石で作られたピザ窯の存在を知って訪れた。久高島でもピザ窯を作って島の観光につなげられたら」と話す。島袋さんは「幅広い世代の方に軽石でできたピザ窯を見てもらい、ピザを作って楽しんでほしい」とPRした。

 ピザ作り体験教室「マキデピッツァ」の参加料は大人3300円、小中学生1800円、3~5歳は800円、2歳以下は無料。予約制。問い合わせは(電話)050(5604)4668。
 (金城実倫)