戦跡を巡り、歴史に学ぶ ミサイル配備を考える学習会 沖縄・うるま市


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ミサイル配備について考える学習会に参加する市民ら=9日、うるま市の平敷屋公民館

 【うるま】沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地への地対艦ミサイル配備計画を受けて、「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会(準備会)」は9日、ミサイル配備について考える学習会を開いた。午前と午後で計約60人が参加し、約3時間かけて同市勝連の地域戦跡地などを巡った。

 ガイドを務めた沖縄市平和ガイドネットワーク共同世話人の森根昇さんは「ミサイル配備計画で地域の住民に不安が広まっている」と警鐘を鳴らした。

 学習会では、米軍ホワイトビーチを平敷屋タキノーから眺めたほか、メースB核ミサイル基地や日本軍高射砲の跡地などを巡った。

 参加した東アジア共同体研究所の瑞慶覧長敏琉球・沖縄センター長は「足を運んで見ることで、知らなかった勝連の歴史を学び驚いた。私たちも発信していくことで沖縄の現状を伝えていきたい」と話した。

(古川峻)