【動画】松野官房長官「沖縄の接種率向上を」 沖縄県知事に要請


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松野博一官房長官

 沖縄県の玉城デニー知事は24日、新型コロナウイルスのワクチン接種推進担当相を兼ねる松野博一官房長官と県庁で面談した。松野氏はワクチンの3回目接種率について全国は5割程度だが、沖縄は3割程度にとどまっていると指摘。「現在の感染状況に懸念を持っている。沖縄県としっかりと連携を取りながら感染拡大防止に取り組みたい」と述べ、特に若年層の接種率向上への協力を求めた。

 沖縄の3回目のワクチン接種は21日時点で全人口の37・1%で、そのうち高齢者は79・6%だ。全国は23日時点で全人口は50・6%だった。

 沖縄の17日時点での65歳以下の接種率は20代は16・7%、30代は22・1%、40代は31・1%、50代は44・8%だった。

 玉城知事は接種を促すテレビCMや大型商業施設に接種会場を設ける取り組みなどを紹介。「これからは出かけていく接種に切り替えていく。各関係機関と連携を進めている」と説明した。

 松野氏は「高齢者はもとより若年層も3回目接種が重要だ。接種をさらに呼び掛けていただきたい」と語った。 (梅田正覚)