ただ一人の23点台で頂点に 具志川中・國吉が男子個人形でV 空手・中学生春季大会


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 空手道の第15回県中学生春季大会は24日、那覇市の県立武道館で行われ、代表男子個人組手は島本晃希(与勝)、女子は山根莉子(与那国)が優勝した。男子個人形は國吉碧心(具志川)、女子は平田美月(寄宮)が制した。女子団体組手の嘉手納中は大会3連覇を達成。男子団体組手は獅空会が優勝した。男子団体形は金城龍鳳館が頂点に立ち、女子は凜道場が2連覇を果たした。1年男子個人組手は仲宗根勇誠(山内)、女子は三浦なぎ(伊良波)がそれぞれ優勝した。

男子個人形 優勝した具志川の國吉碧心

 男子個人形でただ一人23点台を出した國吉碧心(円武館名護・具志川中)が頂点に立った。「勝てたのは仲間たちのおかげ。みんなに感謝したい」と感慨深げに語った。

 道場仲間から動きがぶれる点を指摘され、大会に向けて足腰の強化に力を入れた。重心を安定させることで自慢の技の早さに磨きがかかり、鋭い動きで形を決めて、優勝を手にした。

 次なる目標は全国大会での決勝進出。そのため形に力強さを加えるべく筋力アップを課題に挙げる。「もっと点数を伸ばして1位を取り続けたい」と意気込んだ。

(野添侑麻)