復帰50年の県議会意思表明、与野党が文案 全会一致での成立目指す


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄県議会

 沖縄の日本復帰50年に合わせた県議会としての意思表明を巡り、県議会各会派の代表者は26日、内容を議論する協議会を開催し、与野党各案を調整して一つにとりまとめた文案を作成した。与野党で分量や追及の度合いで乖離(かいり)のあった基地問題への言及について、日米地位協定の抜本改定や米軍普天間飛行場の閉鎖・撤去、米軍基地の整理縮小を求める文言を盛り込む方針を確認した。

 与党は25日までに与党4会派の提案をまとめた一本化案を提示。協議会では、与党案と野党・自民案をすり合わせて調整を進めた。各会派が同案の取り扱いを検討し、28日の協議会で再度調整する。

 協議会は5月15日の「復帰の日」までに全会一致での成立を目指している。臨時会招集の手続きのため、与野党は同2日までに合意案をまとめる必要がある。
 (大嶺雅俊)