つりぐのぞうさんから西崎一文字でカーエーが好調との情報があり、18日午後6時に西崎一文字の通称「イケス前南」に渡った。メンバーはベテラン平良英雄さんと、つりぐのぞうさん2代目の神谷響さん。仕掛けを準備して釣りを始める頃には日が沈み、海面に二つの電気ウキの明かりが波に揺れる。
カーエーが釣れ出すのは最満潮から潮が下がり始める午後8時半ごろからで、夜明け前の午前4時ごろまで釣れる時間帯との神谷さんの予測通り。午後8時半に神谷さんのウキに浮き上がるような小さなアタリがあり、鋭く合わせると、カーエーの口にガッチリと針が刺さり、4号竿(さお)が大きく曲がった。ハリスは10号と太仕掛けなので、魚に主導権を与えないように強引に寄せて、堤防に40センチ前後のカーエーが上がった。その後も午後10時半に42センチ、午後11時20分に37センチを釣り上げた神谷さん。そばで苦戦していた平良さんも午後11時半に練り餌からオキアミに餌を代えるとすぐに40センチ前後のカーエーを釣り上げ、午前1時半に2匹を釣ると、翌日の仕事のために仮眠を取った。神谷さんは午前2時20分に4匹目、午前3時40分に5匹目を釣り上げ、午前4時に納竿(のうかん)した。
沖縄で人気のカーエー釣りはこれからベストシーズンを迎える。つりぐのぞうさん(電話)098(995)3117。
(おきなわ釣王国社・仲栄真修)