与論島で沖縄復帰50年の式典 断絶の歴史「忘れてはならない」


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沖縄本島が見渡せる海を前に「国頭・与論友好の絆」と書かれた矢倉にかがり火を炊く与論町民ら=28日、鹿児島県与論町の与論城跡

 【与論】与論島で28日、沖縄祖国復帰50周年記念事業の一環としてかがり火がたかれ、参加者が海の向こうの国頭に思いをはせた。会場となった与論城跡への記念行進には、国頭村から迎えた交流団19人を含む100人が参加した。

 両島の行き来が絶たれた歴史について、田之上耕三鹿児島県議会議長は記念式典で「決して忘れてはならない」と強調した。

(増田健太)