第19回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクールで、全国から集まった5万7745点の作品の中から沖縄市立島袋小6年金城みのりさん(11)の作品「私の庭の小さな地球」が大賞に選ばれた。金城さんは「賞に選ばれるとは思っていなかったので驚いている。大好きな風景の絵で賞を取れてうれしい」と笑顔で話した。
第19回目は「なかよくくらす ちきゅう の なかま」をテーマに、2021年12月1日~22年1月21日の期間で全国の小学生以下の子どもたちから作品を募集した。大賞には金城さんの作品を含めて5点が選出された。今月8日に受賞作品が発表された。応募数は過去最多だった。
金城さんは「大の植物好き」で、5年生の時、担任の嘉陽哲子(のりこ)教諭から勧められて作品を描いた。嘉陽教諭によると、金城さんは毎朝、学級園で育てていたバジルやトウモロコシなどの世話をして、海洋ごみについての作文を書くなど自然環境への関心も高い。
金城さんは自宅にあるお気に入りのスイレンの花と、その水鉢に水を飲みにやってくる猫やハト、トンボなどを描いた。水鉢にたまった水やトンボの羽を透けて見えるように工夫して描いた。「絵を描くのも大好き。お気に入りの風景で賞を取ることができてよかった」と喜んだ。
(嘉数陽)