沖山社長退任 東会長が兼任 OTS、代表権集約


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東良和氏

 沖縄ツーリスト(OTS)は1日、代表取締役社長の沖山真樹氏(51)が一身上の都合により、社長を退いたことを発表した。東良和会長(61)が社長を兼務し、代表権は東氏に集約する。4月16日の取締役会で決定し、5月1日付で発令した。沖山氏は取締役の退任も予定している。

 OTS広報企画部は「代表取締役を東良和に集中することで、沖縄観光の本格的な復活期を見据え、経営の意思決定をより迅速に行うことを目標としている」とコメントした。

 旅行業とレンタカー業が主力のOTSは、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた。同社によると、今年2月にまん延防止等重点措置の適用が解除されて以降は、2年ぶりにレンタカー事業が黒字に転換し、主力商品の「らんらんツアー」のゴールデンウィーク中の実績も新型コロナ流行前の2019年を上回っている。