【沖縄】美来工科高校自動車工学科を3月に卒業した29人がこのほど、国家資格の3級自動車ガソリン・エンジン整備士に合格した。受験した全員が合格し、同校で全員合格は2年連続となる。今年の3級合格率は全国で74・7%だった。
3級は、ガソリンエンジンで動く車の基本的な整備を行える資格。同校は自動車整備士を養成する二種養成施設に指定されており、実技試験が免除される。卒業生たちは3月20日にあった筆記試験を受験するため、卒業後も勉強に励んだ。
自動車ディーラーに就職した大見謝恒輔さん(18)は「過去問題を解いて自信を付けた。学んだことを生かして整備士として働いている」と話す。専修学校パシフィックテクノカレッジ学院に進学した江洲佑希也さん(18)は「次は2級整備士の資格を取りたい。将来は自動車ディーラーに就職したい」と意気込んだ。
(石井恵理菜)