「環境に感謝」農漁業従事へ4世帯入居 本部、担い手支援住宅が完成


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
鍵の引き渡しを終えて喜ぶ関係者ら=4月20日、本部町具志堅

 【本部】本部町具志堅に町農水産業担い手支援住宅が完成し、20日に新規入居者鍵引き渡し式が行われた。同住宅は第一次産業の農業や漁業の新たな担い手の確保・育成を図る目的で造られた。農漁業への定着を図るとともに、定住を促進する。

 式には新規入居者、金城均具志堅区長、町議会議員や関係者約20人が参加した。入居したのは4世帯10人。総事業費は1億9863万6千円で一括交付金を活用した。住宅は4棟あり、倉庫付きの戸建て。駐車場も完備されている。鍵は平良武康本部町長から各世帯へ手渡された。

 入居者を代表して平良卓也さん(31)が「このような環境で農業ができることに感謝します」と話した。平良町長は「具志堅は水も豊富、土地もあるので町の第一次産業への活力、集落の活動源になってほしい」とあいさつした。

(上間宏通信員)