女子沖縄選抜が決勝へ 男子は福岡市に敗れる 知的障がい者バスケ九州ブロック予選


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 知的障がい者バスケットボールの九州ブロック予選会が7日、長崎県の諫早市とどろき体育館で行われた。男子選抜は初戦で優勝候補の福岡市選抜と対戦し、善戦したものの89―106で敗れた。女子選抜は初戦の準決勝で83―30で佐賀を破った。8日の決勝で長崎と対戦する。優勝チームは10月に栃木県で開催される第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会とちぎ大会」に派遣される。


男子選抜は強豪に善戦
 

ドライブをかける男子沖縄選抜の當間侑楼(左)=7日、長崎県の諫早市とどろき体育館(提供)

 男子選抜は優勝候補相手に善戦したが、惜しくも敗退。前半から當間侑楼(16)の3点弾が効率良く決まり、8本を沈めた。「大きな自信になった」とチームトップの32得点でけん引。

 大城佳斗(17)も「3点弾がよく決まった」と18得点で気を吐いた。

 前半はスチールからの攻めもあり、点の奪い合いでシーソーゲームが続いた。痛かったのは第3Q。18―36とダブルスコアをつけらた。A代表選手でもある相手エースを4人がかりで止めにかかったが、それでも試合を通して1人に67点を奪われた。

 大宜見圭監督(鏡が丘特別支援学校教諭)は「他の県の関係者からもすごいねと言葉をもらった。逆のブロックにいれば福岡市との決勝に進めたかもしれない。本当によく頑張ってくれた」と選手をたたえた。

(大城三太)