沖縄、やんばるの魅力を全国に発信 ちむどんどんフェア県外20店舗で展開


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「やんばるちむどんどんフェア」の特設ブースをPRする県物産公社の比嘉徹社長(左)と沖縄物産企業連合の羽地朝昭社長=4月25日、名護市産業支援センター

 【北部】北部地区商工会によるやんばるちむどんどんフェアが4月29日、全国の沖縄特産品アンテナショップ「わした」「沖縄宝島」など20店舗で始まった。NHKの連続テレビ小説「ちむどんどん」放送期間の9月末まで、各店舗の特設ブースで北部12市町村の特産品を販売している。

 フェアは、放送を機にやんばるの特産品の販路拡大を図ろうと企画した。各店舗では、ドラマのテーマでもある「食」を中心に特産品20~30品を展開。定期的に商品を入れ替え、試食や三線ライブなどの催しとも連動して魅力を伝える。

 フェアを前に同25日、「わした」を運営する県物産公社の比嘉徹社長、「沖縄宝島」を運営する沖縄物産企業連合の羽地朝昭社長が名護市で会見した。比嘉社長は「三線や琉球舞踊といった芸能とも絡め、ストーリー性を持たせ販売したい」、羽地社長は「商品の背景にあるストーリーを伝え、丁寧に接客していきたい」とそれぞれ話し、販促へ意欲を示した。

 4月11日の放送開始後、両ショップでは作中に登場したゆし豆腐やサーターアンダーギーなどが実際によく売れているという。

(岩切美穂)