日銀那覇支店「開設50年展」 ドルと円、交換資料並ぶ


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内覧会で展示内容を説明する日銀那覇支店の飯島浩太支店長(左)=13日、那覇市おもろまち

 日本銀行那覇支店(飯島浩太支店長)は、沖縄が日本に復帰した15日で開設50周年を迎えるのにあたって、那覇市おもろまちの同支店1階で記念展示を開催する。16日から12月30日まで。

 1972年の沖縄の日本復帰時のドルから円への通貨交換に関する資料を展示する。日銀は71年4月に那覇支店開設に向けた準備室を立ち上げ、職員が通貨交換などの業務を担った。72年5月2日、現金540億円が自衛艦で沖縄に到着し、5月15日から6日間かけてドルと交換された。

 飯島支店長は「設立当初に通貨が変わるという、なかなかない歴史で始まったことを広く沖縄の皆さんに知ってほしい」と多くの来場を呼び掛けた。展示時間は土日祝日を除く午前9時~午後3時。 (當山幸都)