今村の堅守が流れ作る CS準々決勝第2戦キングス勝利


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キングス―秋田 第2Q、相手を囲んで激しく守るキングスの今村佳太(右)とアレン・ダーラム(手前)

 第2戦も56失点に抑える堅守を貫いた。第3クオーター(Q)はゾーンからマンツーマン守備に切り替えた秋田への対応が遅れ、連続失点を重ねてしまったが、第4Qはしっかり修正した。速い寄せから密着を続ける厳しい守備で、わずか6失点と秋田の攻撃を封じ込めた。

 第1Qはゴール下への供給を許したが、ゲーム中に修正。第2Qはさらに強度が増して9失点に抑えた。第4Qはボールが動き、先もしっかり捉えながら激しくぶつかっていった。

 攻撃では3点弾、守備ではコートに倒れ込む気迫のプレーで、小野寺祥太とともに第4Qの流れをつくった今村佳太は「守備にいい手応えはつかんでいる」と自信を深める。ただ第3Qのような沈み方に「気が抜けていたと思う。40分間、固さを維持すること。それが準決勝でも鍵を握る」と気を引き締めた。

(謝花史哲)