広告通し地域活性化 情報や魅力を発信 全広連大会きょうから 大平明理事長に聞く


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沖縄大会の意義などについて語る全日本広告連盟の大平明理事長=18日、那覇市泉崎の琉球新報社

 国内最大の広告の祭典「第70回全日本広告連盟(全広連)沖縄大会」が19、20の両日、沖縄アリーナで開催される。開幕を前に全広連の大平明理事長に沖縄開催の意義などについて聞いた。

 ―広告業界の現状は。
 「1990年代まではテレビや新聞が主な広告手段だったのが、2000年代に入るとインターネット、SNSが台頭し、今はメタバースと呼ばれる仮想空間の時代。デジタル技術の進化がめざましく、大転換期だ」

 ―そのような中で沖縄開催の意義は。
 「沖縄は東アジアの中心地で人の交流の拠点だ。暖かい気候に美しい自然と素晴らしい環境だ。復帰50年を迎え、さらに未来を切り開こうとしている土地で、変化する社会にどう対応するのか未来志向の議論をするには最適な場所だ」

 ―コロナ禍で地域経済は打撃を受けている。広告の役割は。
 「ポストコロナに向け、自社の商品、ブランドをどう生かし、地域活性化につなげるか。各地でいろんなアイデアが出ている。今は未来の成長のための準備期間。投資の時期だ。どんどん情報や魅力を発信していく。それが広告の役割だと思う」

(聞き手 玉城江梨子)