豊見城市長選に市議の徳元氏が出馬へ


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徳元 次人氏

 【豊見城】10月9日投開票の豊見城市長選に向け、保守系県議や市政野党会派などで構成する選考委員会(照屋堅二委員長)は19日、市内で会合を開き、市議の徳元次人氏(40)を擁立することを全会一致で決定した。徳元氏は受諾した。

 徳元氏は記者団に対して「市の財政再建や市役所の組織体制の改善に向けて汗をかきたい」と出馬への意志を示した。

 関係者によると、徳元氏は候補者として名前が挙がった後、選考委で決定すれば出馬すると話していた。後日、会見を開き、正式に出馬を表明する予定。

 徳元氏擁立の経緯について、照屋委員長は「投票の結果、10人が徳元氏に票を入れた。市議としての活動実績など、評価が高い」などと述べた。

 一方、現職の山川仁氏(47)は現時点で、出馬について態度を表明していない。

 徳元氏は1981年6月24日生まれ。市真玉橋出身。小禄高卒。バス会社勤務などを経て、11年に市議選に初当選し、現在3期目。20年から自民党県連青年部長を務めている。
 (照屋大哲、金城実倫)