【那覇】那覇市社会福祉協議会(新本博司会長)が運営し、昨年10月で活動5年の節目を迎えた「子どもと地域をつなぐサポートセンター糸」のこれまでの歩みや事業内容、市内の支援団体などを紹介する動画がこのほど完成した。同社協のホームぺージ内で配信されている。
同社協は2016年に那覇市の子どもの支援団体等へのサポート事業を受託し、子どもと地域をつなぐサポートセンター糸を設置した。
同事業は子どもの居場所の現状把握や課題整理を図り、支援者と共に課題解決につなげる。20年には居場所の連携を強化する「なは子どもの居場所ネットワーク」を展開。加入団体をまとめたマップも制作した。食事・食育、学習、体験、世代間交流など居場所運営は多様で、ネットワーク加入団体は今年の3月末時点で48カ所となり、5年前と比べて約2・7倍に増加したという。
動画では同市内で居場所活動に尽力する6カ所を紹介する。映像はFECオフィスが制作した。4月には動画上映会も開かれた。事業を担当する上原梓さんは「この動画を通して、居場所を運営する方々の思いが伝わってほしい。たくさんの方々に見ていただきたい」と話した。
動画や事業に関する問い合わせは、子どもと地域をつなぐサポートセンター糸(電話)098(857)7766。
(中川廣江通信員)