【東京】沖縄平和賞の委嘱状交付式が20日、千代田区の都道府県会館で開かれ、池田竹州副知事が琉球大の西田睦学長ら委員に委嘱状を手渡した。池田氏は「沖縄平和賞は県民にとっての財産だ。しっかり継続していきたい」と述べ、出席した委員に期待を寄せた。
任期は2025年3月31日まで。西田氏のほか9人が選任された。
2期目を務める元国連職員の渡部真由美氏は「平和の島を目指す沖縄にとって大事な賞だ。復帰50年の重要な節目でしっかりと役目を果たしたい」と決意を新たにした。名桜大の仲地清名誉教授は「地元代表として厳粛な気持ちで臨む」と表情を引き締めた。
(安里洋輔)