天ぷら店経営の上間さんにロッキーチャレンジ賞 家業引き継ぎ成長 6月に授与、講演も


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上間喜壽さん

 チャレンジ精神があり、沖縄の若者にとって目標となる県出身者に贈る第13回ロッキーチャレンジ賞について、主催する仲村巌チャレンジ基金は23日、上間フードアンドライフ会長の上間喜壽(よしかず)さんを選んだと発表した。同事務局長の飯塚悟さんらが那覇市の琉球新報社を訪れ報告した。

 上間さんは大学卒業後、両親から家業の弁当天ぷら店を引き継いだ。10年で1年当たりの売り上げを1億円から10億円まで増やすなど家業を成長させた。現在は経営コンサルティングや投資ファンドの運営などをしながら自身の経験を伝えている。

 6月の第10回琉大未来共創フォーラムで授与式を開催する。その中で、上間さんは「食を通して沖縄の文化を守り、伝え、発展させていく」と題して講演する。琉球大学地域連携推進機構のユーチューブチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCp7kCLEEARRcjEBGygkIjRg)で、7月22日午後4時から講演を公開予定。

 ロッキー賞は、那覇市出身で元日産ディーゼル工業社長の仲村巌さん=神奈川県=が私費で10年に設立。授与式では賞金100万円と盾が贈られる。

 (狩俣悠喜)