キングスVS宇都宮、互角の頂上決戦 両者とも堅守が持ち味 BリーグCS決勝、28日開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
琉球ゴールデンキングス

 バスケットボール男子Bリーグの年間王者を決めるプレーオフのチャンピオンシップ(CS)決勝(2戦先勝方式)は28日、東京体育館で始まり、初制覇を狙うキングスと5季ぶり2度目の頂点を目指す宇都宮が激突する。ともに堅守が持ち味で、CSは4戦全勝。互角の頂上決戦となりそうだ。

 レギュラーシーズン(RS)リーグ最高勝率で西地区覇者のキングスは、西日本のチームで初めて決勝に進んだ。身長206センチのクーリーを軸に、RSでリーグ最多の1試合平均40.9リバウンド。平均73.0失点はリーグで3番目に少ない。

 攻撃では今村や岸本の3点シュートに加え、中に鋭く切り込む並里のドライブも好機を生み出す。特に今村は準決勝2戦で3点シュートを5本ずつ決めるなど好調だ。

 宇都宮は昨季決勝出場選手の大半が残り、昨季覇者の千葉J、全日本選手権2連覇の川崎をいずれも敵地で撃破してきた。RSで2季連続リーグ最少となる平均69.1失点の強固な守備は短期決戦でも変わらず、RSで平均88得点超の両チームを70点台前半で封じた。

 リバウンド数は平均38.3と、ゴール下の争いでも琉球にひけは取らない。攻守とも堅実なプレーが光る210センチのスコットがキーマン。接戦に持ち込み、多彩な得点パターンを持つエース比江島やガード鵤が攻撃をけん引したい。(桑原)
(共同通信)