琉球古典芸能コンクール 受験番号の抽選会、3年ぶりに開催


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
抽選箱から受験番号を引く古典芸能コンクールの受験者=25日、那覇市の琉球新報ホール

 第56回琉球古典芸能コンクール、第11回八重山古典芸能コンクール(共に琉球新報社主催)の受験番号を決める抽選会が25日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで3年ぶりに開かれた。受験者は事務局の説明を聞きながら、本番に向けて気持ちを高め、抽選箱から受験票を引いた。

 「琉球―」は7月27日から9月13日まで行われる予定。舞踊、三線(野村流・安冨祖流)、箏曲、太鼓、笛、胡弓の6部門に計623人が受験に申し込んでいる。「八重山―」は9月17日から19日まで審査がある予定。三線、箏曲の両部門に計47人が受験予定。

 太鼓の最高部門を受ける山城恵美子さん(69)は「目を患い、太鼓をやめようと思ったが、仲間の支えがあり続けてこられた。コロナの中、夢中になれるものがあって救われた。本番は、一生懸命に打ちたい」と意気込んだ。
 (藤村謙吾)