パレスチナ大使、玉城デニー知事と面談 「ユニバーサルツーリズム」で連携


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ワリード・アリ・シアム駐日パレスチナ常駐総代表部大使(左)と贈呈品を身につける玉城デニー知事=26日、県庁

 玉城デニー知事は26日、ワリード・アリ・シアム駐日パレスチナ常駐総代表部大使と県庁で面談した。2023年度に県内で実施が予定される「パレスチナユニバーサルツーリズム」研修や、文化・観光分野での連携などについて意見が交わされた。

 「パレスチナユニバーサルツーリズム」は全ての人が楽しめる観光を目指す「ユニバーサルツーリズム」に対する県の取り組みを、パレスチナに取り入れることを目的とした研修で、JICA沖縄が主催する。

 玉城知事はこうした人材交流について「特に若い人たちの交流はそこから先の展開を考えると非常に有益だ。若い人の感性を互いに高め合う取り組みを県はサポートしたい」と述べた。

 シアム大使は「JICAは非常に長くパレスチナに協力していただいている。パレスチナにもさまざまな観光資源があり、そうした部分で沖縄と連携したいと考えている」と述べた。大使は沖縄滞在中に首里城を訪問したほか、城間幹子那覇市長とも面談した。 (武井悠