BリーグキングスCSきょう正午決勝第1戦　宇都宮と東京で対決

　プロバスケットボールBリーグのチャンピオンシップ（CS）決勝が、28日から東京体育館で始まる。初めて決勝に臨む琉球ゴールデンキングス（西1位）と、5季ぶりの制覇を狙う宇都宮ブレックス（東4位、ワイルドカード）の主力選手とヘッドコーチ（HC）が27日、オンラインで会見し、意気込みを語った。キングスの桶谷大HCは「目標は日本一になること」と強調した。

　桶谷HCは大舞台を前に「大きなプレッシャーの中で成長し、たどり着いた」と述べ、「自分たちのバスケを楽しみ、やるべきことにフォーカスしながら戦えたらいい」と初の決勝の舞台に意欲を示した。

　県出身でキングス在籍10年の岸本隆一は沖縄が今年、日本復帰50年の節目にあることに触れ、「（沖縄バスケの）歴史をつないでくれた方々の気持ちを背負って戦っていきたい」と力を込めた。シューター今村佳太は「（初戦は）大事な一戦になる。しっかり準備していく」と気を引き締めた。

　宇都宮の安齋竜三HCは「思いっきりぶつかっていく」と闘争心を燃やした。東京五輪日本代表のエース比江島慎は「楽しんでやっていきたい」と気合十分。キングスにも在籍したチームの大黒柱、ジョシュ・スコットは「アグレッシブにプレーする」と宣言した。

　決勝は2戦先勝方式。第1戦は28日正午、第2戦は29日午後4時5分、第3戦は31日午後7時5分に試合開始となる。