学校プール、プロが無償で清掃 「子どもたちのために何か」 糸満市防水塗装業協会


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プールを清掃する市防水塗装業協会会員=7日、糸満小学校(糸満市教育委員会教育総務課提供)

 【糸満】糸満市内4社(西崎防水工業、沖縄古賀防水工業、ナシロ防水塗装、小渡建装)からなる市防水塗装業協会(玉城亮会長)は7、14の両日、市内の小学校でプール清掃を行った。今月下旬から始まるプールの授業を前に市内の希望があった小学校で、延べ40人の会員がボランティアで参加した。

 毎月1回実施されている市民ボランティア清掃に毎回参加する同協会が「子どもたちのために何か役立てるボランティア活動はないだろうか」と、専門の知識と技術を役立てたいと市教育委員会へ相談をしたことがきっかけとなった。

 同協会は7日に糸満小、西崎小、光洋小、14日に喜屋武小、米須小、真壁小、兼城小の計7校のプール清掃を終日かけて行った。

担当学校の割り振りを行うために作業前に集合した市防水塗装業協会会員=14日、糸満市の沖縄古賀防水工業(糸満市教育委員会教育総務課提供)

 兼城小の城田聡教頭は「例年は学校職員で3週間かけて清掃を行っている。職員で行うよりも仕上がりもスピードも全く違う。大変感謝している」と話した。2日間のボランティアが終わり、同協会の玉城会長は「感謝されて逆に気持ちがいい。今後も何かできることを考えていきたい」と話した。

(中原貴子通信員)