【演説会後の一問一答】県民が評価できる選挙に 松本選考委員長と佐喜真氏 県知事選


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
報道陣の取材に応じる(左から)松本哲治選考委員長(浦添市長)と知事選立候補予定の佐喜真淳氏(同2人目)=28日、那覇市の沖縄ハーバービューホテル(又吉康秀撮影)

 公開演説会終了後の松本哲治選考委員長(浦添市長)と、擁立が決まった佐喜真淳前宜野湾市長の記者団とのやりとりは次の通り。

―選考の状況は。

 松本氏 (5氏の演説終了後)即選挙という形を取った。開票を確認し、全会一致で佐喜真淳さんに決定した。

―開票して全て佐喜真さんの票だったのか。

 松本氏 そうではない。それぞれ意見は出たが、最終的に一番得票の多い佐喜真さんを全会一致で納得し、選考するということで拍手で承認いただいた。

―辺野古はどんなスタンスで臨むか。

 佐喜真氏 基本的に日米安保を容認しているし、当然普天間飛行場を一日も早く返還することに重きを置いている。これから政策を練り直しながら、適切な時期にしっかり発表したい。

―4年前の結果を受けてどう戦うか

 佐喜真氏 復帰50年を含め沖縄の未来、可能性に対して、いかにわれわれの政策が県民の評価につながるかを問う選挙にしたい。普天間を抱える宜野湾市長の経験もあり、キャンプ・キンザーや那覇軍港を含め、米軍返還跡地に対し県民の評価、判断を仰ぎたい。子どもの貧困問題、子育て、アフターコロナも踏まえ、経済にもしっかり県民が評価できるよう、選挙戦をしたい。