那覇の観光PR任せて 新キャンペーンレディ2人を選出


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
2022那覇観光キャンペーンレディに選ばれた普久原実咲さん(右)、新里舞佳さん(中央)と退任した畑谷二千翔さん=11日、那覇市役所

 【那覇】第46代となる2022那覇観光キャンペーンレディの認定証交付式が11日、那覇市役所で催された。選出された普久原実咲さん(28)、新里舞佳さん(22)に認定証が手渡された。2人は1年間、県内外の行事に参加して観光をPRする。20~21年のキャンペーンレディを務めた畑谷二千翔(にちか)さん(32)には感謝状が贈られた。

 畑谷さんは「(コロナ禍で)1年目は公務が中止になり、たくさんの悔しい思いや葛藤があった。『もう1年やらないか』と声を頂いた時、『私がしていいのか』と悩んだが、多くの方が背中を押してくれた」と振り返った。2年目は県外でのPRもでき、「落ち着いたら沖縄に行くね」と温かい言葉も掛けられたという。「私の力だけでは、ここまでこられなかった」と涙を浮かべながら感謝した。

 新キャンペーンレディの普久原さんは「那覇は一日中楽しめる街だが、県外の友人から『遊ぶ所が少ない』と言われ、意識の差があると感じた。テレビやラジオでのリポーター経験を生かして那覇を盛り上げたい」と意気込んだ。新里さんは「生まれ育った那覇の顔として観光に携われることがうれしい。観光客はもちろん、県民にも那覇の魅力を再発見してもらいたい」と話した。
 (伊佐尚記)