5月30日は「ごさまるの日」中城城跡で観光ツアー MC護佐丸といーちふぁ君がガイド


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中城城跡を案内するMC護佐丸(右)といーちふぁ君=29日、中城城跡

 【中城】5月30日の「ごさまるの日」を前に29日、中城村観光協会は中城城跡観光ツアーを実施した。ガイドはFECオフィスに所属し、中城村を盛り上げるユニット「MC護佐丸with.いーちふぁ君」が務めた。約60人が参加し、笑いの絶えない観光ツアーを楽しんだ。

 MC護佐丸といーちふぁ君は中城城跡の拝所や各城郭を冗談を交えながら案内した。世界遺産に登録された琉球王国のグスク及び関連遺産群の中で最も標高が高い160メートルだとして「ちんすこう2300個分の高さだ」などと笑いを誘った。一方で城の楽しみ方として石垣の違いを紹介。「14世紀後半から築城され、その後護佐丸が北の郭などを増築した。時代ごとに野面積み、布積み、相方積みと異なる積み方となっている」と説明した。

 兵庫県出身で那覇市在住の猪股由利子さんは「もともと沖縄のグスクに関心があった。中城城跡も3回目だが、笑いと観光を織り交ぜた新しい楽しみ方だった」と笑顔を見せた。

 中城村観光協会の島袋雄一事務局長は「中城城跡をMC護佐丸といーちふぁ君が面白おかしく案内してくれた。今後もさまざまな方法でPRしていきたい」と語った。
 (名嘉一心)