沖銀、再エネ設備投資8億円 沖電グループ企業と融資契約


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沖縄銀行(資料写真)

 沖縄銀行(那覇市、山城正保頭取)と沖縄電力グループの沖縄新エネ開発(北谷町、成底勇人社長)は30日、沖縄新エネ開発が実施する「かりーるーふ」導入拡大に向けて、設備投資の必要資金として8億円の融資契約を締結した。

 「かりーるーふ」は顧客の住宅に太陽光発電設備と蓄電池を無償で設置し、発電した電気を販売するサービスで、再生可能エネルギー主力化に向けた施策の一つ。

 沖縄電力と沖縄銀行は21年9月に「脱炭素社会の実現に向けた包括連携に関する協定書」を締結。協定に基づき、「かりーるーふ」の導入拡大に関する協議を進めた。

 沖縄銀行は「CO2排出ゼロの実現は水力、原子力発電の開発が困難かつ小規模独立系統の沖縄では、他県よりも選択肢が限られるため、極めて果敢な挑戦。脱炭素社会の実現に資する取り組みに共感し、ともに推進していく」としている。

 (玉城江梨子)