鳴き声が特徴的な在来鶏チャーン、三日月模様のないツキノワグマ 沖縄こどもの国に仲間入り


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 【沖縄】沖縄市の沖縄こどもの国で、沖縄在来鶏のチャーン3羽と、ニホンツキノワグマ1頭が新たに仲間入りした。同園でチャーンを飼養するのは約3年ぶり。

3年ぶりに沖縄こどもの国で飼育されている沖縄在来鶏のチャーン(同園提供)

 4月に「全沖縄チャーン愛好会」の照屋林吉さん(嘉手納町)から若鳥雄2羽、雌1羽が寄贈された。鳴き声に特徴があり、雄は「ケッ、ケーッ、ケッ」と3音節で鳴くのが特徴。同園は「現在はまだ小さいが、6月ごろには独特の鳴き声が聞けるはずだ」と話している。

 こどもの国は沖縄在来家畜の保存・普及に力を入れており、今回の寄贈を受けてチャーンの飼養を再開した。

沖縄こどもの国に新たに仲間入りしたニホンツキノワグマの美春(同園提供)

 一方、ニホンツキノワグマは、熊本県にあるクマを中心とした動物園「阿蘇カドリー・ドミニオン」から譲り受け、4月15日に2歳の雌「美春」が来園した。園では2頭目となる。日本本土に生息する動物を主に展示する「里山の迷宮エリア」で飼育している。ツキノワグマには胸に三日月模様があるが、美春はそれがない珍しい個体。野生でもまれに観察されるという。

(島袋良太)