「家事や弟の世話で時間ない」「もうちょい子どもの心考えて」子どもたちの声<2021年度沖縄子ども調査>


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 沖縄県が5月31日に公表した2021年度沖縄子ども調査報告書では、食料や衣服が買えなかったり、困窮層ほど大学進学をあきらめたりする状況が続いていることが分かった。

 【保護者】

 ・子ども3人、夫婦2人働いてもやっと。進学させたい気持ちはあるが専門学校、大学費用、入学金など借金を重ねても間に合わない。

 ・コロナでボーナスがなく、給与も減り子どもたちに必要な物や食事などままならない時期があった。

 ・児童の放課後の居場所がほぼない。学童は短時間の上、高額で定員も少ない。

 ・子どもをよりよい高校に行かせたいが、バス代が高くあきらめさせている。

 ・多子世帯も支援してほしい。自分たちが産んだんだろと言われるので声をあげにくい。

 ・特別支援学級へ通っている子の進学の相談場所がほしい

 【子ども】

 ・周りが塾に行っているけど経済的な理由で行けない。なので学校などで自習室などを作ってほしい。

 ・家事や弟(赤ちゃん)の世話で勉強する時間はおろか、自分の時間を作るのに寝る時間を削らないといけないことに不満がある。

 ・もうちょい子どもの心とかを考えてふれあったりしてほしい。

 ・子どもは我慢してあまり外に出ていないのに、大人が不要不急の外出をしていて、恥ずかしくないのかと思う。

 ・休校が続いて授業日数が足りないのは分かるが、早く進めすぎて、自分や周りの人たちがついていけてない。

 ・学校の課題を減らしてください。睡眠不足で毎日死にそうになりながら学校に行っています。

 ・子どもの夢を静かに見守ってほしい。

 ・もっと子どものことを考えて。自分も昔は子どもだったはずなのに。