観光客に本場の空手を伝授 世界硬式空手連盟の久高さんが熱く稽古


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稽古に励む沖縄観光で訪れた坂川令昊さんら=豊見城市の沖縄空手会館

 【豊見城】本場の空手を若者たちに教えようと、3年前に沖縄に移住し活動している世界硬式空手道連盟の久高正光さん(43)が、東京から訪れた観光客らに空手を指導し、喜ばれている。

 東京都板橋区で日中国際旅行社の社長を務める中国出身の坂川令〓(れいこう)さん(本名=孟偉(もうい)、49)と、同じ職場の許家強(きょかきょう)さん(24)がこのほど、豊見城市豊見城の沖縄空手会館を訪れ、久高さんから空手の指導を受けた。久高さんのアシスタントの中谷友美さん(42)と、北谷町でレストラン「蒸気海鮮」を営む趙丹(ちょうたん)さん(37)も参加して約1時間稽古に励んだ。

 一対一で向かい合い、握った拳で相手の胸を突く動作や足蹴りして空手の初歩を学んだ。稽古を終えた後、日本語と英語で書かれた、世界硬式空手道連盟会長の久高正之範士10段、理事長の久高正光範士8段の署名入りの修了証が各自に手渡された。

久高正光さんを中央に修了証を手にした(右から)中谷友美さん、坂川令昊社長、許家強さん、趙丹さん

 坂川さんは「沖縄は素晴らしい観光地で大好き。今回初めて久高さんから本場の空手を教えてもらい楽しかった」と喜びを語った。

 久高さんは観光客ばかりでなく、県内の子どもたちにも空手を教えていきたいと、空手会館での活動に情熱を燃やしている。
 (知花幸栄通信員)

※注:〓は白の下に「大」