4月の県内景況は据え置き「持ち直しの動き」 おきぎん経研


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 おきぎん経済研究所(東川平信雄社長)は5月30日、4月の県内景況を発表した。「新型コロナウイルスの影響により厳しい状況が続くものの、持ち直しの動きがみられる」と景気判断を据え置いた。

 【個人消費】スーパー売上高は前年同月比0.6%増、百貨店売上高は同4.6%増だった。家電卸出荷額は11カ月連続で前年を下回った。テレビ、洗濯機などが物流停滞の影響を受けた。新車販売台数はレンタカー需要の増などで11カ月ぶりに前年同月を上回った。

 【建設】弱い動きが続いている。公共工事請負金額は同41.5%減の165億9300万円で6カ月ぶりに減少。生コン出荷量は22.3%増で2カ月連続、セメント出荷量は2.0%増で4カ月ぶりに前年を上回った。

 【観光】観光施設入場者数は同42.9%増と2カ月連続で前年を上回った。ホテル稼働率も全タイプで前年を上回った。
 (玉城江梨子)