沖縄4月の景気は「下げ止まり」 2カ月連続据え置き りゅうぎん総研


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 りゅうぎん総合研究所(伊東和美社長)は5月30日、4月の県内景気動向を発表した。景気は「下げ止まりの動きが見られる」と3月に続き判断を据え置いた。

 【消費】百貨店売上高は前年同月比4.6%増だった。新年度に伴うギフト需要や式典用の晴れ着需要があった。新車販売台数は、大型連休によるレンタカー需要の高まりで同9.9%増と11カ月ぶりに前年を超えた。

 【建設】公共工事請負金額は大型工事が減少したために前年同月比41.5%減だった。建設受注額は同8.5倍となった。民間工事の社屋関連工事と宿泊施設の新設工事が重なり、金額が跳ね上がっている。

 【観光】3年ぶりに行動制限のない大型連休だったため、入域観光客数は前年同月比55.8%増だった。主要ホテルの客室稼働率は36.6%と前年同月差で14.4ポイント上昇し、売上高は前年同月比39.5%増だった。
 (小波津智也)