コザ信金 増収増益 純益3億3500万円、0.1%増


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 【沖縄】コザ信用金庫(金城馨理事長)は3日、2022年3月期決算を発表した。売上高に当たる経常収益は前期比4・6%増の42億8100万円、経常利益は同8・0%増の5億3400万円で、増収増益となった。増収増益は2期ぶり。純利益は同0・1%増の3億3500万円で2期連続の増益だった。

 本業のもうけを示すコア業務純益は、貸出金増加にともなう利息収入の増加で、同16・0%増の10億2800万円だった。5期連続の増加。

 預金平均残高は同2・1%増の2365億2900万円、貸出金平均残高は同5・1%増の1635億4700万円。自己資本比率は同0・06ポイント増の8・05%で、国内基準の4%を上回っている。不良債権比率は同0・47ポイント増の1・33%だった。

 23年3月期の経常収益は、有価証券利息配当金や貸出金利息が減少することを予想し、前期比6・1%減の40億1600万円を見込む。経常利益は同11・6%減の4億7200万円、純利益は同0・5%増の3億3700万円を見込んでいる。金城理事長は「コロナで苦しむ事業者への本業支援に力を入れる。課題を一緒に解決していきたい」と話した。

(石井恵理菜)