新しい那覇市立病院、25年開院を目指す 関係者らが安全祈願祭


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 【那覇】新那覇市立病院(仮称)建設に向けた安全祈願祭が5月26日、那覇市古島の同病院敷地内で催された。外間浩院長や城間幹子市長ら関係者が参加し、工事の成功を祈った。新病院は現病院の敷地内に建て替える。6月にも新病院棟の建設に入り、2025年10月1日の開院を目指す。

 新病院棟は470床で地上10階、地下1階。建築面積は約4700平方メートルで、延べ床面積は約3万8300平方メートル。第1、第2立体駐車場棟なども整備する。免震構造の採用やライフラインの多重化をし、医療継続が可能な地域災害拠点病院として整備する予定。感染症対策も強化する。

 外間院長は「新病院が完成する2025年は超高齢化社会を迎える。沖縄は子どもの出生率が全国1位で2040年までは人口も増加する。高齢者が健康で、孫の世代も安心してこの地域に住めるよう、安心で安全な医療を提供していく」と述べた。
 (伊佐尚記)

新那覇市立病院(仮称)の安全祈願祭に参加する城間幹子市長(左から2人目)、外間浩院長(右端)ら=5月26日、那覇市古島の市立病院
新那覇市立病院(仮称)の模型