男子ゴルフのBMWツアー選手権森ビル杯最終日は5日、茨城県宍戸ヒルズCC(7387ヤード、パー71)で行われ、首位と3打差の3位からスタートしたうるま市出身の比嘉一貴(27)=本部高―東北福祉大出=が2イーグル、2バーディー、2ボギーの67で回り、通算12アンダーの272で逆転優勝した。賞金は3000万円で国内メジャー大会初制覇。今季2勝目でツアー4勝目となった。
5年シードや欧州DPワールドツアーBMWインターナショナルオープン、ZOZOチャンピオンシップのほか、獲得賞金で日本ランキング最上位となり、全英オープンの出場権を獲得した。
比嘉はパー5の2番と15番でイーグルを奪ってスコアを伸ばした。勝負は終盤までもつれ、11アンダーで3選手が並ぶ混戦となった。パー4の18番、比嘉はフェアウエーからピンそばにつけてバーディーチャンスをつくると、落ちついて沈めて頂点をつかんだ。
インタビューで「(バーディーパットは)体が震えた。(優勝を決めて)最高にうれしい」と喜んだ。 (大城三太)