「復帰後50年間で行われていない運用」玉城知事、那覇軍港へのオスプレイ飛来に抗議


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那覇港湾施設内に着陸したMV22オスプレイを整備する米兵ら=6日、那覇市の同施設(大城直也撮影)

 米軍垂直離着陸輸送機オスプレイ3機が那覇港湾施設(那覇軍港)に着陸した問題を巡り、玉城デニー知事は7日、「市街地に位置し、多くの民間機が離着陸する那覇空港に近接する那覇港湾施設で、復帰後50年間行われてこなかった、このような運用が行われることは断じて容認できない」と抗議するコメントを発表した。

 日米両政府に対し、沖縄の日本復帰時に在沖米軍基地の使用主目的を定めた「5・15メモ」を厳格に運用し、離着陸を一切しないよう求める考えを強調した。

 コメントで、玉城知事は「事前連絡もなしに同施設にオスプレイが飛来したことは、県民の思いをないがしろにするもので、甚だ遺憾だ」と指摘した。
 (池田哲平)